中古車販売の新たな手法について
中古車をユーザーが購入する一般的道筋は販売店へ出向き、現物をチェックしてから販売者の話を聞いて、という作業を何回か繰り返し最終的判断をするというものでしょう。時間を手間を節約したければインターネットなどで予め目星をつけて置いてから販売店へ行き、という手順になると思います。何しろ高額な買い物だけに購入前に現物を見るというのは誰もが当然のことだと認識しているはずです。そこに風穴を開けそうなのが大手通販会社のサイトに登場した中古車販売業者です。それまでもインターネット上での中古車の販売情報サイトはありましたが、最終的にはお店に出向き契約をするというスタイルがほとんどでした。このサイトが目新しいのは、ひとつにはすべてインターネットを介して手続きが完了するということです(契約書類などは郵送)。そして、そうした手続きにかかる費用はすべて購入費に含まれています。販売帯も3種類に限定して分かり易いということも特色のひとつです。
こうした販売方法で問題となるのが不具合が生じた場兄の対処ですが、このサイトの販売業者は全車のタイヤ、バッテリー、ブレーキパッドなどの8つのパーツを新品に交換し、走行距離や走行期間に保証を付けるなどして購入者の不安の払拭を図っています。今後、このやり方が受け入れられユーザーに浸透していくかどうかは、いかに良い中古車が安価に提供されるかにかかっているでしょう。